「教育進化のための改革ビジョン」公表…個別最適な学び、質の高い教職員集団

公開日時:2022-02-28 14:50:04  
カテゴリ:教育行政/文部科学省

教育進化のための改革ビジョン
教育進化のための改革ビジョン
画像出典:文部科学省
教育進化のための改革ビジョン
教育進化のための改革ビジョン
画像出典:文部科学省
 文部科学省は2022年2月25日、「教育進化のための改革ビジョン」を公表した。初等中等教育段階の教育政策の改革方針として、2つの基本理念と4つの柱とともに、「個別最適な学びと協働的な学びの日常化」「質の高い教職員集団の形成」等を掲げている。

 「教育進化のための改革ビジョン」は、新型コロナウイルス感染症を契機として、さまざまな生活様式が変わり、デジタル化が急速に進む中、初等中等教育段階の教育政策について、「令和の日本型学校教育」の具体的な進め方等、教育進化のための改革方針を示すもの。

 基本理念として「誰一人取り残さず個々の可能性を最大限に引き出す教育」「教職員が安心して本務に集中できる環境」の2つ、柱には「『リアル』×『デジタル』の最適な組合せによる価値創造的な学びの推進」「これまでの学校では十分な教育や支援が行き届かない子供への教育機会の保障」「地域の絆を深め共生社会を実現するための学校・家庭・地域の連携強化」「教職員が安心して本務に集中できる環境整備」の4つをあげている。

 今後の施策展開の方向性については、同一年齢で同一内容を学習することを前提とした教育のあり方にとらわれず、これまでの日本型学校教育の優れた蓄積も生かして、個々に最適な学びを提供するとともに、地域や企業とも連携し、学校内外での豊かな体験機会を提供するため、6つの施策に重点を置いて検討する。

 6つの施策とは、「個別最適な学びと協働的な学びの日常化」「特別な指導や支援が必要な子供への学びの場の提供」「すべての生徒の能力を伸長する高校教育の提供」「質の高い教職員集団の形成」「地域や企業の力を巻き込んだ学校運営や『リアルな体験』機会の充実」「教員研修の高度化、働き方改革の実効性を高める観点からの環境整備」。

 具体的には、「授業時数の弾力化や、学年を超えた学びの検証・開発」「免許制度改革や勤務形態の柔軟化」等の取組みをあげている。コミュニティ・スクールについては、2022年度から2024年度を重点期間として、すべての学校で導入を加速することを盛り込んでいる。
<奥山直美>