マイクロソフトは2024年11月20日、約600校のMicrosoft Showcase Schoolsと約3万人のマイクロソフト認定教育イノベーター（MIEE：Microsoft Innovative Educator Expert）を認定したと発表した。このうち、日本からは足立学園中学校・高等学校や田中学園立命館慶祥小学校など5校が認定された。

　「Microsoft Showcase Schools」は、マイクロソフト本社が認定する教育ICT先進校。ICTで教育を変えたい、という強いビジョンを持ち、ICTを日常的に授業に活用し、実践を広めていく意思のある学校が1年の任期で活動し、世界中の初等・中等教育機関の模範となる。認定された代表校は、テクノロジーを活用する試みを校内で実践するほか、相互で触発しあって新しいやり方を考えるなどICTを日常的に取り込み、授業に活用することが求められる。

　2024年9月下旬、マイクロソフトは2024〜2025年のMicrosoft Showcase School約600校とマイクロソフト認定教育イノベーター（MIEE：Microsoft Innovative Educator Expert）約3万人を認定した。日本からは、足立学園中学校・高等学校と工学院大学附属中学校・高等学校、さいたま市立大宮国際中等教育学校、田中学園立命館慶祥小学校、聖和女子学院中学校高等学校の5校が認定された。

　また、2024〜2025年のMicrosoft Incubator Schoolsに280校が参加している。日本からは、ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンと森村学園中学校・高等学校、九州国際大学付属高等学校、亀岡市立東別院小学校、緑ヶ丘女子高等学校の5校が参加。このプログラムに参加することで、Microsoftや世界中の教育リーダーと協力しながら、大きな持続的な影響をもたらす基盤を築くことができる。

　「Microsoft Innovative Educator Expert（MIEE）」は、マイクロソフト本社が認定する教育イノベーター。「Showcase Schools」が学校を対象にした制度であるのに対し、MIEEは個人の先生を対象としている。2024〜2025年のMIEEには、日本から365人が認定された。

　Microsoft Showcase Schoolの認定校やマイクロソフト認定教育イノベーター（MIEE）は、マイクロソフトのWebサイトに掲載されている。なお、マイクロソフト認定教育イノベーター（MIEE）のプログラム認定者募集は、2025年5月に開始予定。

＜工藤めぐみ＞

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