ベネッセホールディングスは2024年11月29日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が保有するデジタルハリウッドの発行済全株式を取得する契約を締結したと発表した。デジタルハリウッドは、2025年1月31日を予定としてベネッセの連結子会社となる見込みである。
ベネッセは、持続的な利益成長を目指し、2023年5月に「変革事業計画」を策定。新たな成長領域への投資を進めている。その一環として、大学・社会人教育領域におけるデジタル人材育成事業を重要な成長戦略と位置づけ、デジタルハリウッドの株式取得に至った。デジタルハリウッドは、デジタルクリエイティブ教育に特化した事業を展開しており、ベネッセはその理念に共感したという。
今後、デジタルハリウッドを連結子会社化することで、DX人材育成領域の事業拡大を加速させ、日本社会におけるDX人材不足という社会課題の解決に貢献することを目指す。デジタルハリウッドは、日本初の株式会社立大学であるデジタルハリウッド大学を運営しており、デジタルクリエイティブ領域のトップランナーを育成してきた。
ベネッセは、長年培ってきた教育に関するノウハウとネットワークを生かし、デジタルハリウッドの教育サービスの価値向上を図る。具体的には、デジタルハリウッドの高品質な教育サービスを大学や専門学校、企業に紹介し、ニーズの高いテーマに対して新たな教育コンテンツを開発することで、日本のDX人材育成を進める。
また、ベネッセが展開するオンライン動画学習プラットフォーム「Udemy」とデジタルハリウッドのカリキュラムを連携させ、学びたい時にどこでも学べる環境を整える予定だという。
株式譲渡の実行は2025年1月31日を予定している。
ベネッセ、デジタルハリウッドを子会社化…DX人材育成へ
公開日時:2024-11-29 12:45:03
カテゴリ:事例/その他