先週(2024年12月2日〜12月6日)公開された記事には、高校向け「ベネッセ校務クラウド」2025年4月提供開始、大学撤退を支援・設置認可の厳格化、日本の小中学生の理科成績低下などのニュースがあった。また、12月9日以降に開催されるイベントを8件紹介する。
教育ICT関連
充電長持ち&タッチペン付きASUS 2in1 Chromebookで柔軟な学び、荒川区の選択
生徒にとって使いやすいPCとは、どのような条件が揃ったものなのだろうか。GIGA第2期に向けて、「Kompanio 520」を搭載したASUS Chromebook CM30 Detachable(CM3001)を生徒用に選定した荒川区の取組みについて話を聞いた。
AI応用にも適用する高性能Chromebook Plusで加速、荒川区の校務DX
教師が学校現場でハイスペックPCを活用すると、授業や校務はどう変わり、どんな学びが実現するのだろうか。GIGA第2期に向けて、最新のインテルCore Ultra 5プロセッサー115Uを搭載したASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus Enterprise(CX5403)を教員用に選定した荒川区の取組みについて話を聞いた。
有線LAN接続の東京・私立中が最速…リシード学校インターネット回線速度計測ランキング(2024年11月)
リシードでは、全国の教育機関が無料で使用できる「学校インターネット回線速度計測」サービスを提供している。この記事では、2024年11月1日から11月30日までの計測ログより、ダウンロード速度上位を紹介する。
学校ネットワーク自治体ピッチ、2月開催決定…デジタル庁
デジタル庁は2025年2月17日と18日、通信事業者が学校向けの広帯域通信サービスについて解説する「学校ネットワーク自治体ピッチ」を開催する。全国の地方公共団体・教育委員会を対象にライブ配信とオンデマンド配信の2つで開催予定。
プロジェクター型電子黒板の効果的活用法とは?エプソンが授業事例集を公開
エプソン販売は、ビジネスプロジェクターで培った高い開発技術を生かした教育機関向けの電子黒板を販売している。エプソンでは電子黒板を活用した授業の事例集を作成しており、Webサイトで公開している。
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文部科学省関連
文科省、教育と文化振興に9,067億円…2024年度補正予算案
文部科学省は2024年度の補正予算案を発表した。総額9,067億円が計上され、教育と文化の振興に重点が置かれている。特に、リカレント教育のエコシステム構築や文化財のデジタル化、科学技術の振興に重点を置いている。
大学撤退を支援、設置認可の厳格化…中教審特別部会が答申案
中央教育審議会の高等教育の在り方に関する特別部会は2024年12月4日、「急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方について」と題した答申案を公表した。高等教育政策の目的に「質」「規模」「アクセス」を掲げ、大学の再編・統合や縮小・撤退への支援、設置認可の厳格化なども盛り込んでいる。
日本語教員養成機関、東北大や筑波大など40法人登録…文科省
文部科学省は2024年11月29日、日本語教育機関の認定等に関する法律に基づく、2024年度第1回「登録実践研修機関・登録日本語教員養成機関」の登録結果を公表した。東北大や筑波大など40法人を日本語教員養成機関に登録。うち34法人は実践研修機関にも登録された。
イベント関連
【年末企画ウェビナー12/26】NEXT GIGAの学びとその先、2024年振り返り&2025年大予測
リシードは2024年12月26日、教育業界のキーマンによる年末特別企画ライブイベント「NEXT GIGAの学びとその先、2024年振り返り&2025年大予測」を開催する。今回で5回目の開催となる。
ロイロノート活用講座、オンライン12/26
LoiLoは2024年12月26日、オンラインで「ロイロで授業をアップグレード!〜みんなの授業案 活用講座〜」を開催する。ロイロノート・スクールの授業案まとめサイト「みんなの授業案」から教材データをダウンロードし、授業で効果的に活用する方法を紹介する。対象は教育関係者。参加費無料。
東京学芸大「ICT・AI活用を改めて考える」教育フォーラム12/22
東京学芸大学と3市連携IT活用コンソーシアムは、2024年12月22日に「教育フォーラム2024〜ICT・AI活用を改めて考える〜」を開催する。同フォーラムは、東京学芸大学近隣の3市の教員によるICT活用と情報教育に関する実践報告を主とした発表会で、2008年から毎年開催されており、今回で17回目を迎える。今回は特にICTとAIの活用について、参加者と共に再考する機会を提供する。
「共創と偶発」学びの場を考える…水曜サロン12/18
ICT CONNECT21が主催する「水曜サロン」が、2024年12月18日にオンライン形式で開催される。今回のテーマは「共創と偶発の場のデザイン−VIVISTOP NITOBEを事例に−」で、新渡戸文化学園のVIVISTOP NITOBEチーフクルーである山内佑輔氏が講師を務める。参加者は、赤堀会長を交えたトークセッションを通じて、共創と偶発の場づくりについて意見交換を行う。
国立大学法人化20年…KEIアドバンスがセミナー12/19
KEIアドバンスは2024年12月19日、第8回KEIアドバンス大学経営セミナーをオンラインで開催する。国立大学が法人化されてから20年が経過したことを受け、大学改革によって直面する問題について参加者とディスカッションを行う。対象は、大学経営や教育、研究に関わる人、大学・高校の教職員、教育関係者など。
キリングループ、環境マークプログラムで50団体に無償配布
キリングループと地球温暖化防止全国ネットが協力し、環境マークプログラムの専用ツールセットを50団体に無償で配布することを2024年11月29日に発表した。応募締切は2024年12月9日午後5時までで、応募方法は指定のWebフォームからの申込みとなる。
大学改革シンポジウム1/30、AI活用の未来を議論
日本経済新聞社は2025年1月30日、東京・大手町の日経ホールで「AIとの共生 どう進める」と題した大学改革シンポジウムを開催する。新井紀子・国立情報学研究所教授、巳波弘佳・関西学院大学副学長、桜井鉄也・筑波大学教授、松本慎平・広島工業大学教授を招き、AI教育の課題と展望について討論を行う。
AI時代の教育を考える…内田洋行イベント12/21
内田洋行教育総合研究所と東京財団政策研究所は、東京都中央区の内田洋行新川本社ビルで「AI時代の先生を考える」イベントを2024年12月21日に開催する。AIの教育現場への活用が進む中、ロボット教師の限界をテーマに、教育者の役割を再考する機会を提供する。
その他
高校向け「ベネッセ校務クラウド」2025年4月提供開始
ベネッセコーポレーションは2025年4月より、高等学校(中高一貫校を含む)向けにフルクラウド型の校務支援システム「ベネッセ校務クラウド」の提供を開始する。これは、進研模試などのベネッセの各種サービスとデータ連携し、校務DX推進を支援するもの。生徒1人あたり年額3,960円(税込)。
日本の小中学生の理科成績低下…理数の国際教育動向調査TIMSS2023結果
2023年に実施された国際教育到達度評価学会(IEA)のTIMSS2023の結果が、2024年12月4日発表された。算数・数学の成績は前回調査(2019年)と比較して有意な変化はなく、高水準を維持している。一方で、理科の成績は小中学生ともに前回と比べ有意に低下していることが明らかになった。
大学人気ランキング2024年11月版…一橋大が上昇
JSコーポレーションが毎月公表している「大学人気ランキング」。9月以降は、国公私立ともにトップ10で接戦が繰り広げられている。2024年11月30日集計の最新版では、前回集計時から国立と公立のトップ10に変動がみられた。
ベネッセ校務クラウド開始、理科成績低下…教育業界ニュースまとめ読み
公開日時:2024-12-09 05:55:02
カテゴリ:教材・サービス/授業
- 13大学で定員増減、85%の教委が学習eポータル導入…先週の教育業界ニュースまとめ読み
<藤本ゆう子>
reseed (リシード)公開URL:https://reseed.resemom.jp/article/2024/12/09/9929.html