大阪府豊能地区教職員人事協議会は、豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町の3市2町の2025年度（令和7年度）教員採用選考テストで、「大学3年生対象の選考」を新設すると発表した。大学3年次に、第1次選考（筆答テストと面接テスト）が受験可能になるという。

　大阪府豊能地区教職員人事協議会は、大阪府豊能地区の3市2町（豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町）が2012年4月1日に大阪府から教職員の人事権の移譲を受けて発足した組織。政令指定都市以外では、全国で初めてとなる市町による教員採用選考などを行っている。

　今回、2025年度（令和7年度）教員採用選考テストで、大学生の受験機会を増やし、豊能地区への教員志願者の早期確保を図ること、採用選考テストの一部を大学3年次に受験可能とすることで、大学4年次の負担を軽減し受験しやすい環境を整えることを目的として、「大学3年生対象の選考」を新設すると発表した。

　対象となる校種教科は、小学校。受験資格は、大学3年次で2026年3月31日までに卒業見込みの者、小学校教諭普通免許状を2026年4月1日までに取得見込みの者。

　「大学3年生対象の選考」では、大学3年次を対象に第1次選考（筆答テストと面接テスト）のみ受験可能となる。大学3年次に対し第1次選考（筆答テストと面接テスト）を実施し、一定の基準に達すると「合格」になるという。

　「合格」と判定された者は、2026年度大阪府豊能地区公立学校教員採用選考テストの「一般選考」または「障害者対象の選考」の区分の「小学校」を受験する場合に限り、第1次選考が免除され、第2次選考から受験することができるとしている。

　なお、2026年度大阪府豊能地区公立学校教員採用選考テストを受験する場合は、 改めて出願手続きが必要となる。詳細は、Webサイトにて確認できる。

＜いろは＞

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