バイテク情報普及会は、高校生の農業とバイオテクノロジーの理解促進につながる科学教育活動を支援する「第8回高校生科学教育大賞」支援対象校の募集を開始した。最優秀賞または優秀賞に選ばれた学校には、1校あたり100万円を上限とし、活動費用の一部または全額を支援する。応募締切は2024年5月31日。

　「高校生科学教育大賞」は、未来を担う高校生に「持続可能な農業」と「植物バイオテクノロジー」について、より深く学び考えるきっかけとしてもらうことを目的に実施。2017年に設立し、支援対象となる科学教育活動を毎年公募している。第7回の2023年は、最優秀賞に山形県立置賜農業高等学校の「遺伝子組換えによる持続可能なウイルス、ウイロイドフリーおよび青色ダリア作出の研究」、特別優秀賞に兵庫県立農業高等学校、高校の枠を超えた全国の高校生有志により結成されたチーム「CrimsonNinjas_jp」を選出。山形県立置賜農業高等学校に100万円、兵庫県立農業高等学校に申請額の一部となる30万円、「CrimsonNinjas_jp」に10万円の活動費用が支援された。

　第8回となる2024年も、支援対象校の募集を開始。農業と植物バイオテクノロジーへの理解が促進されるような研究、遺伝子組み換え作物・ゲノム編集食品などに関するサイエンスコミュニケーション活動の計画やアイデアをもつ高校などを募集する。バイテク情報普及会では高校生自身の発想を大切にしたいと考えており、特に生徒自らによる企画・応募を歓迎している。

　なお、募集対象は高等学校、高等専門学校における学校行事・部活動などの科学活動。バイテク情報普及会の特設Webサイトより指定の申込書をダウンロードし、活動計画および支援金の使用方法などを記載のうえ、メール添付にて提出する。応募締切は5月31日。

◆第8回高校生科学教育大賞

支援内容：最優秀賞（1校）、優秀賞（数校）に選ばれた学校に、活動費用の一部または全額を支援

※1校あたり上限100万円（申請額より減額して支給される場合がある）

募集対象：高等学校、高等専門学校における学校行事・部活動などの科学活動

申込締切：2024年5月31日（金）23:59

応募方法：バイテク情報普及会の特設Webサイトより指定の申込書をダウンロードし、活動計画および支援金の使用方法などを記載し、メール添付にて提出する

＜木村 薫＞

reseed （リシード）公開URL：https://reseed.resemom.jp/article/2024/02/28/8235.html